設計

 設計業務のBIM化のためのアプリケーションソフトウェアの導入による①実効的な効果、②BIM設計の効率化のための作業標準の規定、③テンプレートやBIMオブジェクトや標準図などの設計部材類の整備、④各種手順の効率化のための補助ツールの開発を行っております。
 また、社会変化への対応、社内体制の進化への対応など、変化への柔軟な対応と事業継続性を考慮した場合、各種ナレッジの社内への蓄積と改良のための更新手順の規定なども必要となってくる。
 本施策は新工法によるビジネス構築全体のプロジェクトにおいて、建築データの始点と位置づけられ、このデータの精度が製造/施工へとつながる後、工程の確度を決定することになるため、これらへのデータおよび情報のフローと必要とされるデータの粒度などを意識した設計データとする必要がある。
 既存の標準設計ワークフローがない状態から、2021年度からの全面的な設計業務のBIM化を行うため、BIM設計の知見と経験を持つ協力業者とともに、設計業務のBIM化に必要なフローおよび環境構築要件の洗い出しと規程から始め、環境構築要件の充足のためのデータとツールの作成と開発、そして社内設計業務従事者が規定されたワークフローに従って実作業に取り組むためのマニュアルの作成、教育までを行うことを目的とする。

【概念図】ATC BIM設計環境構築の新工法開発における位置づけ

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