建築工法の開発

工法のたゆまぬ進化を支える研究・開発環境

「IXO」が、建築業に関わる全ての皆さまにとっての”ベストウェイ“であるためには、建物へのニーズを超える機能・性能を、常に提供し続けなければなりません。
ATCでは、例えば建築構造システム研究の権威である早稲田大学名誉教授 曽田五月也先生との共同開発体制を整え、構法は問わず機能・性能向上の可能性を追求しています。簡単施工で、木造建築に高度な制震性能を実現するオリジナルシステム『フリクシー・ウォール』も、先生との研究から誕生しました。
そうして完成した技術を磨きあげる努力も、私たちは惜しみません。性能向上の手段としてもご提案できるように、国土交通大臣指定確認検査機関での実証実験を重ねています。徹底した研究・開発環境の元で、これからも「IXO」はたゆまぬ進化を続けていきます。

新技術の開発概要

高減衰ハイブリッドスチール建築システムの必要性とその特徴1

〇柱・梁部材は軽量鉄骨(板厚2.3〜6.0mm)、壁パネルは薄板軽量形鋼造(板厚約1mm)

壁パネルは耐⼒壁・間柱・断熱・1次防水までを一体化し工場製作

〇鉄骨部材、壁パネルの工場製作に当たっては溶接工程、塗装工程が不要
⇒ドリルねじによる組立とプレメッキ材の利用

現場施工に当たっては金物とボルトによる簡単接合

建築生産プロセスの単純化、省力化、短工期化を実現し、熟練技能工の不足や高齢化に対応

高減衰ハイブリッドスチール建築システムの必要性とその特徴2

〇摩擦機構内蔵薄板軽量形鋼造耐力壁の適⽤により軽量かつ高減衰化
〇構造部材に高耐食めっき鋼を採用し長寿命化

災害レジリエンスの向上と環境負荷の低減

BIMにより設計・生産・維持管理工程を一元的に管理

生産性の向上と品質管理体制の徹底、ライフサイクルコストの低減

開発済み技術からの発展

早稲田大学曽田研究室にて開発を進めてきた要素技術(摩擦内蔵耐力壁等)を 基に新たな建築システムを提案し、その性能を実建物で検証し実用化

新技術の応用

木造共同住宅・住宅用制震摩擦機構(フリクシー・ウォール)の特徴

早稲田大学客員准教授・アルキテック代表脇田氏と当社の共同開発のオリジナル商品
高耐力・高減衰・高靭性・高耐久・ローコスト・高施工性を実現。

〇在来(軸組)工法に対応(ツーバイフォー(枠組)工法対応については検討中)

〇制震摩擦機構内蔵耐力壁(壁倍率4倍相当)として国土交通大臣認定取得予定

〇制震摩擦機構の自社工場もしくは提携工場での製作供給

〇一般的な制震ダンパーの価格の約半額で供給(1棟当たり)予定

〇現場での容易な施工

〇リフォーム物件にも対応可

〇防耐火国交省告示完全対応(構成は鋼材および木材(合板)のみ、樹脂、ゴム、オイル、など未使用)

〇制震機構採用時の効果を解析検証

摩擦機構内蔵耐力壁の設置効果を検証

当社で開発した新技術(鉄骨フレーム+薄板軽量形鋼造耐力壁)で採用の制震摩擦機構を応用した木造共同住宅・住宅対応の画期的な制震パネルです。また、木造用摩擦機構付耐力壁が壁倍率4.5倍で国土交通大臣認定を取得いたしました。

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